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ピラティスをしても痩せない?体脂肪を落としたい人が知っておきたい食事と運動

「ピラティスを始めたのに、体重が減らない」
「続けているけれど、思ったほど痩せない」


こうした声を、インターネット上でも目にします。


せっかく運動を始めたのに数字が変わらないと、


「ピラティスって痩せないの?」


と思ってしまうかもしれません。


でも、ここで一度考えてみてほしいのが、
「痩せる=体重が減ること」なのでしょうか?


体重が変わること。
体脂肪が減ること。
見た目が引き締まること。


これらは似ているようで、同じではありません。


そして、体脂肪を減らすことを目的にするなら、ピラティスだけではなく、筋肉・有酸素運動・食事や栄養、さらに睡眠やストレスなど、身体全体の状態から考えることが大切です。


今回は、「ピラティスをしているのに痩せない」と感じる理由と、身体を健康的に変えていくために考えたいことをご紹介します。
※身体の変化には個人差があります。

そもそも「痩せる」とは、何が変わること?

「痩せたい」と言っても、目指しているものは人によって違います。


体重を落としたい。
体脂肪率を下げたい。
お腹まわりをすっきりさせたい。
脚を細く見せたい。
全体的に身体を引き締めたい。


まず、この目的を分けて考えることが大切です。


例えば、体重がほとんど変わらなくても、姿勢や身体の使い方、筋肉のつき方が変わることで、見た目の印象が変わることがあります。
反対に、体重が減っていても、筋肉まで落ちてしまえば「思っていた身体とは違う」と感じることもあります。


だからこそ、
体重だけを身体の変化の指標にしないこと。


「何kgになりたいか」だけではなく、
「どんな身体になりたいのか?」


まで考えてみることが大切です。

ピラティスをすると体重は減る?

「ピラティスでは痩せない」と言い切ることはできません。


それまでほとんど運動をしていなかった方が定期的に身体を動かすようになれば、活動量が増え、体重が減ることもあります。
実際、私自身もピラティスを始めてから痩せました。


ただ、長く続ける中で、それ以上に感じているメリットがあります。
それは、


以前より体重が増えにくくなったこと。


そして、


体重の数字以上に、見た目が引き締まったこと。


です。


ピラティスを続けることで、姿勢や身体の使い方が変わり、以前とは身体のラインが変わったと感じています。
だから私は、


「体重が減らなかった=ピラティスの効果がなかった」


とは考えていません。


体重計の数字だけではわからない変化もあります。


【関連記事】
ピラティスを続けても身体が変わらない?効果を感じにくい理由と「身体の使い方」

体重が変わらなくても、見た目が変わることがある

同じ体重でも、身体の見え方は同じとは限りません。


例えば、立ったときの姿勢。
骨盤や胸郭の位置。
身体を支えるときに、どの筋肉を使っているか。
日常生活での立ち方や歩き方。
こうしたものが変わることで、身体のラインの見え方も変わります。


だから、


「痩せるために、とにかく体重を落とす」


だけではなく、


「今の身体をどう使っているのか」


を見ることも、ボディラインを考えるうえでは大切です。


特に「脚を細くしたい」という場合は、体脂肪だけが原因とは限りません。
筋肉の発達、むくみ、骨格や身体の配列、立ち方・歩き方など、さまざまな要素が関係します。


そのため、脚を細くしたいからといって、全員が同じ「脚やせエクササイズ」をすればいいわけではありません。


自分が変えたいものが、なぜ今その状態になっているのか。


その原因に合わせてアプローチすることが重要です。

体脂肪を落としたいなら、ピラティスだけで考えない

一方で、


「見た目だけではなく、体脂肪そのものを減らしたい」


という場合。


ピラティスだけに「脂肪を減らす」という役割をすべて任せるのではなく、もう少し広く身体を考えてみます。


私が大切だと考えているのは、


筋肉・有酸素運動・食事や栄養、そして身体のコンディション。


それぞれに役割があります。

① 筋肉量を維持・増加させる

筋肉は、私たちが身体を動かすためだけのものではありません。
安静にしているときにもエネルギーを必要とする組織です。


そのため、筋肉量を維持・増加させることは、基礎代謝を支えるうえでも大切です。
ここで注意したいのは、


「筋肉を増やせば、一気に基礎代謝が上がって痩せる」


という単純な話ではないということ。


筋肉をつけることには、身体を動かしやすくしたり、日常の活動量を支えたりする意味もあります。


ピラティスに加えて、目的によっては負荷をかけた筋力トレーニングを組み合わせることも一つの選択肢です。

② 有酸素運動を取り入れる

ウォーキングなどの有酸素運動では、運動中のエネルギー源として脂質も利用されます。


体脂肪を減らしたい場合、
ピラティスだけに限定せず、歩くことや有酸素運動を生活の中に取り入れる
ことも考えます。


例えば、
ピラティスで身体を整える。
筋力トレーニングで必要な筋肉をつける。
歩く・有酸素運動で身体を動かす。


それぞれを「どれか一つ」と考えるのではなく、目的に合わせて組み合わせるという考え方です。

③ 食事量を減らす前に、必要な栄養を満たす

ここは、私が身体づくりを考えるうえで、とても大切にしているところです。


「痩せたい」と思ったとき、
まず食べる量を減らそう
と考える方も多いのではないでしょうか。


もちろん、体脂肪の増減には、長期的には摂取するエネルギーと消費するエネルギーのバランスが関係します。


ただ私は、
ただ食べる量を減らすことを「痩せるための食事」とは考えていません。


身体の中では、食べたものを消化・吸収し、そこからエネルギーをつくり、筋肉を動かし、身体を修復し、さまざまな代謝を行っています。
そして、それらの働きには栄養が必要です。


・筋肉や身体の材料となるたんぱく質。
・身体を動かすための重要なエネルギー源となる炭水化物。
・細胞膜やホルモンなどの材料にもなる脂質。
・そして、身体のさまざまな代謝を支えるビタミン・ミネラル。


「痩せたいから」と必要なものまで減らしてしまうのではなく、
まず、身体の機能がきちんと働くために必要な栄養を満たすこと。


私はここをとても大切にしています。

「何を減らすか」より、「何が足りていないか」を考える

食事を考えるとき、


「ご飯を減らそう」
「脂質を減らそう」
「食事の回数を減らそう」


と、つい“減らすもの”に目が向きがちです。

でも、その前に、


今の身体に必要な栄養は足りているのか?


という視点を持ってみてください。


必要な栄養が不足している状態で、さらに食事全体を減らすのではなく、まず身体に必要なものを摂る。


そのうえで見直したいのが、
身体に必要な栄養を満たす目的ではなく、摂取量が増えやすいもの。


例えば、砂糖を多く含むお菓子や甘い飲み物などです。


糖質は身体にとって重要なエネルギー源ですが、砂糖を多く含む食品を必要以上に摂ることと、身体に必要な炭水化物を摂ることは、同じように考える必要はありません。
余剰となった糖質が体内で脂肪合成に利用される経路もあります。


だからこそ、


必要なものまで一律に減らすのではなく、
必要なものを満たし、必要性の低いものを見直す。


これが、私が食事を考えるときに大切にしている考え方です。

④ 睡眠やストレスも「身体づくり」の一部

食事を整えている。
運動もしている。
それでも、なかなか身体が変わらない。


そんなときには、食事と運動以外にも目を向けてみます。


例えば、
睡眠不足や慢性的なストレス。


私たちの身体は、ストレスを受けると交感神経系やホルモン系などを介して、その状況に対応しようとします。
これは身体にとって必要な反応です。


ただ、ストレスが慢性的に続いたり、十分な睡眠が取れていなかったりすると、食欲や食行動、血糖調節、身体活動などにも影響することがあります。


だから、
「交感神経が優位だから痩せない」


というように一つの原因だけで考えるのではなく、


「ちゃんと眠れている?」
「疲労がずっと残っていない?」
「食事を極端に我慢していない?」
「日中、身体を動かせている?」


と、身体全体の状態を見ることが大切です。


食事と運動だけを切り離して考えるのではなく、
身体がきちんと機能できる状態をつくる。


これも、健康的な身体づくりの一部だと考えています。

「痩せたい」の中身によって、必要なことは違う

ここまで読んでいただくと、


「ピラティスをすれば痩せますか?」


という質問に、全員に共通する一つの答えがないことがわかると思います。

例えば、


体重を落としたい
→ 食事や活動量を含めて考える。


体脂肪を減らしたい
→ 栄養・筋肉量・有酸素運動・生活習慣などを総合的に考える。


身体を引き締めたい
→ 体脂肪だけでなく、姿勢や筋肉の使い方も見る。


脚を細くしたい
→ 脂肪なのか、筋肉の使い方なのか、むくみなのか、身体の配列なのかを考える。


お腹をすっきり見せたい
→ 体脂肪だけではなく、姿勢や胸郭・骨盤の位置などが関係している場合もあります。


つまり、
「痩せたい」という同じ言葉でも、必要なアプローチは一人ひとり違います。

ピラティスは「痩せるためだけ」の運動ではない

ピラティスの価値を、


「1時間で何kcal消費するか」


だけで判断するのは、少しもったいないと思っています。


身体の使い方を知る。
今まで使えていなかったところを使えるようにする。
姿勢を整える。
身体を動かしやすくする。
自分の身体の癖に気づく。
そして、その変化を日常の立つ・歩く・動くにつなげていく。


こうしたことも、ピラティスの大きな役割です。
だからこそ、


ピラティスをすること自体を目的にするのではなく、
自分がなりたい身体のために、ピラティスをどう使うか。


という視点を持ってみてほしいと思います。

まとめ|「食べない・とにかく運動する」から一度離れてみる

「ピラティスをしているのに痩せない」
そう感じたとき、


もっと運動しなきゃ。
もっと食事を減らさなきゃ。


と考える前に、一度自分の身体を見てみてください。

私は何を変えたいのか?


体重なのか。
体脂肪なのか。
見た目なのか。
脚やお腹など特定のボディラインなのか。


そして、
そのために今の身体に何が必要なのか?


筋肉をつけることかもしれません。
有酸素運動かもしれません。
身体の使い方を変えることかもしれません。
睡眠やストレスへの向き合い方かもしれません。


そして食事については、


「痩せるために何を食べないか」だけではなく、

「身体がきちんと働くために、何を摂る必要があるのか」

という視点も持ってみてください。


必要な栄養を満たし、身体の機能を支える。
そのうえで、必要性の低いものを見直し、運動や日常生活も含めて身体を整えていく。



Star Pilatesでは、


「ピラティスをすること」ではなく、
その方が変えたいものを変えるために何が必要なのか


を考えることを大切にしています。


身体を変える方法は、一つではありません。
自分の身体に合った方法を見つけていきましょう。

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