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ピラティスを続けても身体が変わらない?

効果を感じにくい理由と「身体の使い方」


「ピラティスを続けているのに、思ったほど身体が変わらない。」
「何ヶ月も通っているのに、体重が減らない。」
「レッスンにはついていける。でも、本当に正しくできているのかわからない。」


ピラティスを始めたものの、期待していたほどの変化を感じられず、


「もしかして、ピラティスって効果がない?」


と思ったことがある方もいるかもしれません。
実際、「体重が変わらなかった」「思ったほど見た目が変わらなかった」「正しく動けているのかわからない」と感じる人はいます。


でも、ここでまず考えてほしいのが、


「何をもって“効果”と考えているのか?」


ということ。


・体重が減ること。
・見た目が引き締まること。
・姿勢が変わること。
・肩こりや腰痛などの不調が気になりにくくなること。
・身体を動かしやすくなること。


これらはすべて「身体の変化」ですが、同じ仕組みで起こるわけではありません。


そしてもう一つ、見落とされやすいのが、


「何のエクササイズをしているか」だけではなく、「そのエクササイズをどう身体を使って行っているか」


という視点です。
今回は、ピラティスを続けても「身体が変わらない」と感じる理由について、実際によく聞かれる疑問をもとに考えていきます。


※身体の変化や感じ方には個人差があります。

「ピラティスを続けたのに、体重が減りませんでした」

「ピラティスを始めたら痩せると思っていたけれど、体重があまり変わらなかった。」


これは、「ピラティスの効果がない」と感じる理由の一つです。
ただ、


「ピラティスをしても体重は減らない」


というわけではありません。


例えば、それまでほとんど運動をしていなかった方が定期的に身体を動かすようになれば、以前より活動量が増え、体重が減ることもあります。
私自身も、ピラティスを始めてから体重が減りました。


ただ、長く続ける中で、それ以上に実感していることがあります。
それは、


以前より体重が増えにくくなったこと。


そして、


体重の数字以上に、見た目が引き締まったこと。


です。




体重と「見た目の変化」は同じではない


体重が大きく変わっていなくても、


姿勢が変わる。
身体の使い方が変わる。
筋肉のつき方や身体のラインが変わる。


そうした変化によって、見た目の印象が変わることがあります。
だから、


「体重が減らなかった=身体が何も変わっていない」


とは限りません。


一方で、体脂肪を減らすことが一番の目的なのであれば、ピラティスだけですべてを解決しようとするのではなく、食事や日常の活動量なども含めて考える必要があります。
大切なのは、


「自分は何を変えたいのか?」


ということ。
目的によって、必要なアプローチは変わります。


【関連記事】
ピラティスをしても痩せない?体脂肪を落としたい人が知っておきたい食事と運動

「姿勢は変わった。でも、脚は思ったほど細くならない」


これも、
「ピラティスをしているのに効果がない」
と感じる理由の一つかもしれません。


でも、「脚を細くしたい」という目的ひとつをとっても、必要なことは全員同じではありません。


・なぜ脚が太く見えているのか。
・体脂肪なのか。
・筋肉の発達なのか。
・むくみなのか。

・骨格や身体の配列なのか。
・特定の場所ばかりに負荷が集中しているのか。


原因が違えば、必要なアプローチも変わります。
だから私たちが考えるのは、


「脚を細くするために、どのピラティスエクササイズをするか」だけではありません。


まず、


「なぜ今、この脚のラインになっているのか?」


を考えます。
そして、自分が変えたいものを変えるために、その原因へアプローチしていきます。


それは、ピラティスのエクササイズかもしれません。
場合によっては、足部や関節へのアプローチ、立ち方や歩き方の見直し、日常生活での身体の使い方など、ピラティスのエクササイズだけではないこともあります。


目的は、
ピラティスをすることではなく、
その方が変えたいものを変えること。


そのために何が必要なのかを考えることを、Star Pilatesでは大切にしています。


【関連記事】
ピラティスで脚は細くなる?「脚やせエクササイズ」の前に知ってほしいこと

「レッスンにはついていける。でも、正しくできているのかわからない」

ここからは、少し違うケースです。


グループレッスンでは、インストラクターの動きを見ながらエクササイズを行うことも多くあります。


動き自体はできている。
回数もこなせている。


でも、
「エクササイズができている」ことと、「目的に合った身体の使い方ができている」ことは同じではありません。


例えば、同じスクワットをしていても、股関節をうまく使っている人もいれば、前ももばかり頑張っている人もいます。
腕を上げるという同じ動作でも、肩や肩甲骨、胸郭を連動させて動いている人もいれば、腰を反ることで動きを補っている人もいます。


見た目には、どちらも動作はできています。
でも、
身体の中で起きていることは違います。


だからこそ、
「何のエクササイズをしたか」だけではなく、
「その人がどう動いたか」を見る。


ここがとても重要になります。

頑張っている場所が「本当の原因」とは限らない

「いつも前ももが張る。」
「外ももばかり疲れる。」
「肩にばかり力が入る。」


そんなとき、頑張りすぎている筋肉を緩めれば、一時的には楽になるかもしれません。
でも、そこで終わらずに考えたいのが、


「なぜ、そこが頑張らなければならないのか?」


ということです。


・本来働いてほしい場所がうまく働いていない。
・必要な関節の動きが出ていない。
・身体をうまく支えられていない。


そうした理由によって、別の場所が代わりに頑張っていることもあります。


だから、
頑張りすぎているところをただ緩めるのではなく、
頑張りすぎなければならない理由にアプローチする。


これは、Star Pilatesが身体を見るときに大切にしている考え方の一つです。


【関連記事】
ピラティスをしているのに前もも・外ももが張るのはなぜ?

実際に、グループピラティスでは変化を感じにくかった方も

Star Pilatesに通われているお客様にも、まさにこうした経験をされた方がいらっしゃいます。


Star Pilatesへ来られる前は、約1年間グループレッスンを継続。
運動習慣は身についたものの、


「やらないよりはいい。でも、本当に身体が変わっている感じはなかった」


と振り返っています。
その後、


「もっと身体を変えたい」
「自分に合った身体の使い方を知りたい」


と、プライベートレッスンへ。


振り返ってみると、グループレッスンでは、本来使いたい筋肉ではなく、動かしやすい外側の筋肉を使っていたことにも気づいたとお話ししてくださいました。


プライベートでは、姿勢や骨盤、股関節の動きだけではなく、


「どの筋肉を、どう使うか」


という感覚も大切にしながらレッスンを継続。
その積み重ねの中で、鎖骨やお腹まわりのライン、立ち姿勢や歩き方などにも変化を感じてることはできます。


これは、


「グループレッスンには効果がない」


という話ではありません。


・運動習慣を身につけたい。
・定期的に身体を動かしたい。
・楽しくピラティスを続けたい。


そうした目的であれば、グループレッスンにも大きなメリットがあります。
ただ、


「もっと身体を変えたい」


と思ったときには、


自分の身体が実際にどう動いているのかを細かく見てもらうこと


が、一つの選択肢になります。


【お客様インタビュー】
Private Stories 04|グループからプライベートへ。身体が変わり始めた理由

ピラティスは何回で効果が出る?

「何回くらいピラティスをすれば、身体は変わりますか?」


これもよく聞かれる質問です。
身体の変化には、ある程度の時間が必要です。


例えば皮膚の表皮には数週間単位のターンオーバーがあります。一方、筋肉は常にタンパク質の合成と分解(ターンオーバー)を繰り返しています。運動による身体の適応には時間がかかるため、


まず3か月程度継続してみる


というのも、一つの目安として考えてもよいでしょう。
また、ピラティスの世界では、


10回で違いを感じ、
20回で見た目に違いを感じ、
30回で新しい身体へ。


という、ジョセフ・ピラティスの言葉として広く知られているフレーズがあります。現在もピラティス教育・スタジオで広く引用されています。
その意味でも、30回を一つの目安として考えることはできます。


ただし、
「30回やれば、全員が同じように変わる」という意味ではありません。


運動による身体の適応には個人差があり、トレーニング研究でも反応の大きさが人によって異なることが知られています。


・もともとの運動経験。
・身体の使い方。
・レッスンの頻度。
・日常生活での身体の使い方や意識。
・食事や生活習慣。
・そして、何を変えたいのか。


こうした条件によっても、変化の仕方やスピードは変わります。


だから私たちは、
回数だけを追いかけることより、その時間をどう使うか
が大切だと考えています。


【関連記事】
ピラティスは週1回でも効果がある?何回・どのくらい続ければ身体は変わる?

一人ひとり「変わるために必要なこと」は違う

同じピラティスを30回行ったとしても、全員が同じように変わるわけではありません。


・運動経験がほとんどない方。
・長年スポーツをしてきた方。
・身体を動かすことは得意だけれど、特定の場所ばかり使ってしまう方。
・レッスン中はできても、日常生活に戻ると元の姿勢や動き方に戻ってしまう方。


それぞれ必要なことは違います。
だからプライベートレッスンでは、


「この方が変わるためには、今何が必要なのか?」


を考えます。


動きにくいところがあるなら、まず動ける状態をつくる。
うまく使えていないところがあるなら、使えるようにする。
身体の使い方に原因があるなら、動き方を変える。
日常生活が大きく影響しているなら、立ち方や歩き方まで考える。


目的によっては、食事や日常の活動について考えることも必要になります。
そして身体が変われば、次に必要なことも変わります。


その方にとって、より変化につながりやすい方法を考え、身体の変化に合わせてアプローチを変えていけること。
それも、プライベートレッスンの大きなメリットです。

「ピラティスの効果がない」と感じたら

「効果がない」と感じたとき、すぐに「ピラティスが自分には合わない」と考える前に、一度整理してみてほしいことがあります。


何を変えたくて始めたのか。
体重なのか。
体脂肪なのか。
姿勢なのか。
痛みや不調なのか。
ボディラインなのか。
身体の動かしやすさなのか。


そして、
今行っていることは、その目的に合っているのか。


さらに、
エクササイズを「こなすこと」になっていないか。


同じ場所ばかり頑張っていないか。
日常生活に戻ったとき、いつもの身体の使い方に戻っていないか。
ここまで見ていくと、


「なぜ変わらないのか」
のヒントが見えてくることがあります。

ピラティスを「すること」が目的ではない

Star Pilatesでは、
ピラティスのエクササイズを上手にできるようになることだけをゴールにはしていません。


・立ちやすくなる。
・歩きやすくなる。
・仕事をしていても身体がつらくなりにくくなる。
・自分の身体の癖に気づけるようになる。
・そして、自分が目指しているボディラインへ近づいていく。


そのための一つの方法として、ピラティスを使っています。
だからこそ大切なのは、


「何をするか」だけではなく、
「今、この身体には何が必要なのか」。


そして、


「自分が変えたいものを変えるためには、何が必要なのか」。


その答えが、必ずしもピラティスのエクササイズだけとは限りません。
一人ひとりの身体を見て、原因を考え、その方が変わるために必要な方法を選ぶ。
それが、Star Pilatesが大切にしているレッスンです。


もし今、
「ピラティスを続けているのに、思っていたほど変わらない」


と感じているなら、
「もっと回数を増やさなければ」と考える前に、


「私は何を変えたいのか?」
「なぜ、今それが変わっていないのか?」


というところから、一度身体を見直してみてください。


身体を変えるヒントは、エクササイズの種類だけではなく、
自分自身の身体の中にあるかもしれません。

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